不動産投資、資産形成・運用、投資信託の評価に強い不動産鑑定士の事務所です

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  不動産投資に対するアドバイスに加えて、投資信託の評価も行っています。

 不動産は、さまざまな資産の一つです。
 でも、その中では、もっとも大切な資産と言えます。
 日本人は、株や投資信託等の「リスク資産」(価格変動のある資産)で資金運用する割合が少ないことから、「リスクを嫌う国民である」というような人がいます。
 しかし、それはマッカな嘘です。価格変動のある資産と定義された「リスク資産」の仲間に「不動産」を入れれば、全資産中に占める「リスク資産」全体の割合は英米人と同じく約半分だそうです。
 日本人は、株や投資信託等の「リスク資産」が嫌いなのではなく、長期にお金が固定化され、換金しにくい不動産に対する投資割合が大きいために、不測の事態に備えて、物価の変動以外に価格変動の影響をほとんど受けず、換金性=流動性の高い預貯金と保険で運用している割合が高いと解釈するのが正しいようです。このように考えてくると、日本人の金融資産の運用手段として、なぜ、預貯金と保険が多いかの理由が理解できるのではないでしょうか。
 日本のFP(ファイナンシャルプランナー)の草分けであり、第一人者である神戸孝さんは、収入は、@通常の生活にために必要な資金(平時の生活資金)、A楽しみ等、使用する目的が明らかな資金、B不測の事態に備えた資金の3つに分け、運用方法を別にするようにとアドバイスしています。つまり、@は流動性の資金として、Aは支出する時期が明かなお金であり、定期預金等として、Bは保険等で対応するようにしましょうと・・・。日本人の資産運用は、神戸さんのアドバイスに自然と沿った合理的なものとなっているようです。
 経済が成長し、人口も増加してきた社会においては、不動産に対する投資は安全性の高いものであったかも知れません、しかし、人口減少社会に入り土地価格に上昇期待が小さい中、不動産以外にも投資の幅を広げておく必要があります。また、今は、新興国が成長期にありますので、その成長に乗るチャンスでもあります。このようなチャンスを逃さずに、不動産に偏った今まで考え方から脱却し、新たな投資の世界と哲学に触れてみませんか。

 ◎さて、不動産投資については、さまざまな本が出ています。私なりには、収益用不動産については、収益性と安全性の2つの視点を重視すべきとの単純明快な考え方がありますが、その解説は後にして、同じ「リスク資産」の中でも、投資信託は数が多すぎて、自分に何がよいかわからないという人が多いと思いますので、投資信託を単独で、また、複数の組み合わせの中でどのように評価し、自分にあったものを選択できるかという問題に応えてみようと思います。FP(CFP)のはしくれなので・・・。

  投資信託の評価の視点とポートフォリオ分析

  第1章 投資の基本的なスタンス

 マーケットにおいて運用成績を上げるには、プロでない一般の人は時間を武器にする必要があります。プロは、成績が1年で評価されますので、長期に保有し、短期的な相場の上下に関係なく運用することができません。しかし、プロでない私たちは、長期運用が可能なのです。つまり、投資の鉄則である「安いときに買って、高いときに売る」ことが可能なのです。
 このような長期投資では、複利効果を味方にし、10年後、20年後の運用成果を大きく上げることができます。
 そのためには、@低コスト、A目標利回りを定め、その利回りから大きくブレないように管理すること(このブレを「リスク」といいます)、そして、B分散投資と、C定期的なリバランス=メンテナンスを実施する必要があります。
 最大の敵はリスクです。ブレを小さくするには、値動きの方向の異なる複数の資産を組み合わせる「資産分散」がもっとも効果が高いとされています。
 また、今後の長期投資の果実の源泉は世界経済の成長であり、世界の成長分野への投資が不可欠である同時に、資源インフレが予測されますので、金等の現物にも投資する必要性が高まっています。
 以上が、今後、必要とされる投資のスタンスです。

  第2章 投資信託の評価と分析

投信分析


投資信託に関する様々な疑問を解決する。
1年前に銀行で購入した投資信託はこのまま持ち続けていいのだろうか?
勧められるままにいろいろな投資信託を購入したが、全体のバランスはどうなっているのだろう?
証券会社や銀行からさまざまな投資信託を勧められるけれど、どれを買えばいいのかよくわからない。

多角的な定量分析で、投資信託の品質・性格・特徴を、図表で分かり易く理解する


  現状保有している投信と同じタイプのものとを比較し、特徴・性格・優劣を検討する。

(図表は「MPI Stylus」にて作成)
 



複数の投資信託の組み合わせ効果(リスク低減効果)を検証

  保有する投資信託を分類し、性格の異なる投資信託の組合せ効果を
  検証し、ポートフォリオ運用の実現を目指す。



 
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